北緯43度あさひかわ/旭川四季物語
旭川四季物語 WINTER

長い長い冬 白一色の森の中、動物たちは寒さと戦いながらたくましく生きています


            エゾシカ                
森から食べ物が消える厳寒の季節。飢えをしのぐために木の皮を食べて
いるメスジカの群れに出会いました。エゾシカにとっては最も厳しい季
節で、時には深い雪を掘り植物の芽を探すこともあります。雪がとける
と、地面から数メートルのところではがされた木の枝もあり、その厳し
さが伺えます。春までもう少しの辛抱です。            
              



                                        


           エゾクロテン               
あたたかな冬毛につつまれた夜行性のエゾクロテンが、日の長くなった
3月の夕方、早くも補食活動に出てきました。毛皮の乱獲で絶滅の危機
に陥った時期がありましたが、保護活動が実を結びその数も徐々に増加
しているようです。猫ほどの大きさでエゾヤチネズミを好んで食べ、時
には野ウサギを捕らえることもあります。             

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